Red Hatの「OpenShift Dedicated」がGoogleのパブリッククラウド「Google Cloud Platform(GCP)」に拡大する。OpenShift Dedicatedは、コンテナアプリケーションプラットフォームのOpenShiftをパブリッククラウドサービスとして提供するもので、Amazon Web Services(AWS)がすでに対応している。
今回の発表により、企業ユーザーは、Google Cloud Platform上で動作するOpenShift Dedicatedを利用してアプリケーションを開発、ローンチ、管理できるようになる。
Red HatはOpenShift Dedicatedでサービスプロバイダとしての役割を狙う。顧客はOpenShiftの管理や運用に気をとられることなく面倒な作業はRed HatとGoogleに任せ、アプリケーションの開発と実装にフォーカスできる。
OpenShift Dedicatedは、「Red Hat OpenShift Container Platform」と同じコードをベースとし、「Red Hat Enterprise Linux(RHEL)」、コンテナ管理の「Kubernetes」、それに「Docker」コンテナ技術などで構成される。また、ワークロードをパブリッククラウドとプライベートクラウドの間で簡単に動かすことができる。
KubernetesはGoogleのプロジェクトとしてスタートしたもので、現在でもGoogleが主要な開発を行っているが、Red Hatは2番目に大きな貢献をしている。
OpenShift Dedicated on Google Cloud Platformの特徴は以下のとおり。
- 隔離されたシングルテナントと、100GBのSSDベース永続ストレージ、48TBのネットワークIOPS、コンテナベースのアプリケーションを実装できる9つのノードで構成されるリソースプール。
- 顧客が自社のクラウド環境をカスタマイズし、VPNおよびGoogle Virtual Private Cloud(VPC)機能を使用して、より安全にアクセスできるようにするためのシステム管理とセキュリティ制御。
- OpenShift上で開発/デプロイされるアプリケーションから、Red Hat JBoss Middlewareのコンテナに最適化されたサービス、統合、およびビジネスプロセス機能へのアクセス。
- Googleの全6リージョンで利用可能
- Google Cloud PubSub、Google Big Query、Google Cloud Big TableといったGoogle Cloudサービスとの統合。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。