スマートバリューとシビラは12月19日、IoTデータとブロックチェーンをつなぐ「ブロックチェーンツナグプラットフォーム」を共同開発すると発表した。2017年2月のリリースを目指す。
スマートバリューは、自治体クラウドや、車載機器向けIoTサービス「CiEMS 3G」、自動車の走行データなどを対象とした動態管理用のアプリケーション構築プラットフォーム「クルマツナグプラットフォーム」などを提供している。一方のシビラは、ブロックチェーン技術を開発するスタートアップ企業で、独自のブロックチェーン「Broof」、ブロックチェーンをログストレージとして利用するサービス「Proof Log」などを開発している。
両社が開発を進めるブロックチェーンツナグプラットフォームは、IoTデバイスで生成されるデータをブロックチェーンに保存する仕組みを提供する。ブロックチェーンに保存することで、異なるIoTデバイスからのデータを簡単にマージし、データの改ざんリスクも低減する。
両社では、スマートバリューがこれまで提供してきた自動車の走行データの正確性の担保に同プラットフォームを活用し、運転行動から自動車保険料の割引率などを決定するテレマティクス保険への応用を目指すとする。