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アジアは最大のロボティクス市場へ--IDC予測

ZDNet Japan Staff

2017-01-25 07:45

 IDC Japanは1月24日、世界のロボティクスと関連サービス市場の予測を発表した。2016年の915億ドルから、2020年には1880億ドルに伸びると予測している。

 ロボティクス関連市場は、製造業が半分以上を占める。2016年の世界市場において、組立製造が31%、反応と合成を主体とする「プロセス製造」は28%だった。この状況は2020年まで継続し、この2つの産業分野の支出額は、2020年には約1100億ドルに達すると予測している。ユースケース別にみると、組立製造では組立/溶接/塗装、プロセス製造ではプラントなどでのミキシング(混ぜあわせ)が最大のユースケースになっている。

 2016年にロボティクス関連支出が多かった産業分野は、資源(80億ドル)、消費者(65億ドル)、医療(45億ドル)の3分野。各分野の相対的な順位は、2020年まで同じとみる。ただし、2020年になると、消費者と資源の支出額の差は、小さくなると予測している。倉庫での棚出梱包など、すべての産業に共通するユースケース(クロスインダストリ)も、高い成長が見込まれるとした。2015~2020年、最も高い成長率が見込まれる産業分野は、消費者、医療、小売という。

 テクノロジ別では、ロボットシステム(コンシューマーロボット、産業用ロボット、サービスロボットを含む)やアフターマーケットのロボットハードウェアに対する支出額は、2016年で400億ドル以上とみる。

 サービス関連支出額(アプリケーション管理、教育&トレーニング、ハードウェア導入、システムインテグレーション、コンサルティングを含む)は、2016年で200億ドル以上。ロボティクス関連支出で急成長しているセグメントは、ドローンとアフターマーケットであり、2020年には200億ドル近くに達すると予測している。

 地域別では、2016年から2020年にかけて、日本を含むアジア太平洋地域が世界のロボティクス関連市場の3分の2以上を占めるという。2016年の世界のロボティクス関連市場で2番目に大きいのは欧州・中東・アフリカ地域の147億ドルであり、北米・中南米が129億ドルで続く。アジア太平洋地域のロボティクス関連市場は2020年には2015年の2倍以上に増加し、最も成長著しい地域となる見通す。

 アジア太平洋地域に続くのは北米・中南米で、欧州・中東・アフリカの支出額を2018年までに上回るとした。日本の2016年のロボティクス関連支出額は104億ドルであり、2020年には2015年の2.3倍に増加すると予測している。


世界ロボティクス関連市場 ユースケース別 支出額構成比、2016年

国内ロボティクス関連市場 ユースケース別 支出額構成比、2016年

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