伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)とネットアップは1月31日、エネルギア・コミュニケーションズ(エネコム)が自社データセンターのストレージ基盤をオールフラッシュストレージで構築、クラウド事業者として利用を開始したと発表した。
今回採用したストレージ製品は、ネットアップのオールフラッシュストレージ製品ソリッドファイアー「SF 9605」。エネコムは最新鋭データセンターだとする「EneWings 広島データセンター」に39台導入した。
CTCとネットアップは導入に先立ち、共同検証を実施。エネコムのサービス提供環境でのストレージの性能や機能を確認し、2016年10月に今回のストレージ基盤を構築した。CTCは、エネコムに保守サポートサービスも提供している。
エネコムでは、SF 9605を導入することで、クラウドサービスでのレスポンスの高速化や、消費電力低減の実現を見込んでいる。今後は、サービスの需要拡大に合わせ、オールフラッシュストレージの導入を他のデータセンターにも拡大していく。