Googleは米国時間2月7日、クラウド型グループウェア「G Suite」向けの検索サービス「Google Cloud Search」を発表した。「Google検索」とマシンインテリジェンスの技術を利用しており、G Suite内の情報を検索できるという。
Google Cloud Searchは、2016年6月に「Springboard」として発表され、早期導入プログラムを通じて提供されていた。電子メール、ドキュメント、イベントなどG Suite内の企業コンテンツを検索できるサービスだ。従業員の検索も可能で、同僚の連絡先、共通のイベントやファイルを閲覧することもできる。簡単な操作で電子メールを送ったり、電話をかけたり、「Hangout」を開始したりすることも可能だ。
またCloud Searchを開くと、業務に関連する情報をまとめて「アシストカード」で表示する。アシストカードはマシンインテリジェンスの技術を利用しており、タイムリーかつ関連性のある情報を提供する。会議の準備を支援したり、チェックするべきファイルを提示したりすることも可能だという。
Cloud Searchは、ファイルなどの共有権限にも対応している。たとえば、企業の休暇といった規定には全員がアクセスできるが、チームのプロジェクトは関連するメンバーのみに表示される。To-Doリストは利用するユーザーのみに表示される。
Cloud Searchは、G SuiteのBusinessとEnterpriseのエディションを利用するユーザーに段階的に提供を開始する。今後、サードパーティーアプリケーションとの統合も実現する予定という。