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調査

クラウド移行のきっかけはセキュリティではない--ノークリサーチ

NO BUDGET

2017-02-09 12:48

 ノークリサーチは1月30日、「サーバ環境におけるクラウド/オンプレミスの選択に影響を及ぼす要因」に関する分析結果を発表した。このレポートは、同社が発表した「2016年版 中堅・中小企業におけるサーバ/IaaS導入の動向予測レポート」のデータを、確率モデルに基づく「ベイジアンネットワーク分析」を用いて再分析したもの。

 年商500億円未満の企業に対して、「クラウド(IaaS/ホスティング)を導入する理由」を尋ねた場合、「さまざまなサービスと連携できる」「要求される処理性能が高い」といった理由がある。「ベイジアンネットワーク分析」では、これらの理由の関連性を探り、「どの理由が最も影響しているのか」を把握していく。

 例えば、「クラウド(IaaS/ホスティング)を導入する理由」について、2016年の調査では、「さまざまなサービスと連携できる」と「要求される処理性能が高い」という理由を掲げる回答者が多かった。「ベイジアンネットワーク分析」では、「さまざまなサービスと連携できることの期待から、要求される処理性能が高いというニーズ」を生んでいるのか、「要求される処理性能が高いという期待から、さまざまなサービスと連携できるというニーズ」を発生させているのかを定量的に分析することが可能になる。

 分析の結果、「『セキュリティの高さ』はオンプレミスに対してクラウドを選択するための決定要因ではない」ということと、「ビッグデータやIoTを訴求した場合、サーバ環境でクラウドを選ぶ割合は9ポイント上昇する」ということが分かった。

 1年以内に導入するサーバ形態として、「クラウドを選ぶ」という事象が起きた場合に「セキュリティの高さ」を理由として挙げた割合は26.2%だったのに対し、「オンプレミスを選ぶ」という事象の発生時に「セキュリティの高さ」を理由として挙げたのは26.6%だった。このことから、セキュリティの高さをアピールすることは「オンプレミスではなく、クラウドを選ぶ」という意思決定を大きく左右する要因とはならない可能性が高いとしている。


 次に、「データ容量が大きい」という事象設定を行って、クラウド、オンプレミスの選択について分析すると、「クラウド:85.6%、オンプレミス:14.4% 」となった。一方、「データ容量が大きい」という事象設定をしない場合は、「クラウド:76.2%、オンプレミス:23.8%」という結果となった。

 ノークリサーチでは、この結果について、「扱うデータ量の多いソリューション訴求はサーバ環境のクラウド移行に有効」というだけでなく、「クラウドを選択する割合が76.2%から85.6%へと、9ポイント程度上昇する」という数値が得られたとし、ビッグデータやIoTの訴求はサーバ環境のクラウド移行を加速させる可能性が高いとしている。


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