デロイト トーマツ コンサルティングは、2月27日、「2016-2017グローバルCIOサーベイ」の結果を発表した。
この調査は、デロイトが世界48か国1217社(うち、日本企業53社)のCIOから得た回答を基にまとめたもの。CIOにとっての課題や関心、優先事項だけでなく、CIOが成功のために取るべき行動を分析・洞察している。
同社は、CIOには「頼りになるオペレータ」「変化の立役者」「事業の共同創作者」の3つタイプがあるとしている。
「頼りになるオペレータ」は、組織内にITの運用規律をもたらす。有用なテクノロジを提供し、ビジネス変革の取組みを支援し、事業戦略を協調して進める。彼らは、業務効率化の推進に対して50%以上の工数を費やすが、ビジネス変革と成長イニシアチブにはほとんど関与しない。
「変化の立役者」は、事業戦略をサポートし、新しいテクノロジを提供するために多くの時間を費やす。彼らは、複雑なビジネス変革に対して40%以上の工数を費やし、業務効率化の推進に対して25%の工数を当てている。
「事業の共同創作者」は、企業内のビジネスの変化を戦略に基づいて効果的に実行するよう多くの時間を費やす。彼らは、事業戦略とビジネス変革に対して約30%の工数を費やし、残りの工数を、他の領域に均等に割り当てている。
デロイトでは、今回の調査で、役割が異なる3つのタイプのCIOの違いを、生まれながらにして持ちあわせる属性や能力(=「生まれ」)や、経験を通じて得られたケイパビリティ、コンピテンシー(=「育ち」)の要素で分析している。その結果、調査対象のCIOは、3つのタイプのいずれかが秀でているわけではないことが分かった。またその一方で、成功するCIOは3つのタイプを併せ持ち、ビジネスニーズの変化に合わせて、タイプを使い分けられる人物であるという。