Advanced Micro Devices(AMD)は、デスクトップPC向けミッドレンジプロセッサ「Ryzen 5」シリーズの全モデルを米国時間4月11日に発売すると正式に発表した。価格に敏感なユーザーを対象にしたこのプロセッサは、3月に入って発売した「Ryzen 7」からは1つ下位のモデルとなるが、2017年下半期に発売を予定している「Ryzen 3」より強力だ。
AMDのミッドレンジプロセッサ「Ryzen 5」
提供:AMD
Ryzen 5シリーズは4種のプロセッサで構成され、価格は169~249ドル。Intelが販売している同価格帯のプロセッサ「Core i5」の性能をはるかに上回る可能性を秘めている。Ryzen 5を含むRyzenプロセッサで最も興味深いのは、すべてアンロック対応のため、オーバークロックすることで最大限の性能を引き出せることだ(ただし、保証が受けられなくなっても構わないという人に限られる)。
Ryzen 5シリーズは以下のモデルで構成される。
- 1400(4コア、8スレッド、ベースクロック3.2GHz、ブーストクロック3.4GHz)、169ドル
- 1500x(4コア、8スレッド、ベースクロック3.5GHz、ブーストクロック3.7GHz)、189ドル
- 1600(6コア、12スレッド、ベースクロック3.2GHz、ブーストクロック3.6GHz)、219ドル
- 1600X(6コア、12スレッド、ベースクロック3.6GHz、ブーストクロック4.0GHz)、249ドル
AMDは何年も、特にモバイルプロセッサ分野で競合のIntelを相手に苦戦を強いられてきた。AMDは新たなRyzenシリーズによって、デスクトップコンピューティング市場で再び競争力のある選択肢を提供できるとアピールしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。