ソフトバンクのオンラインストレージのインストーラに脆弱性

ZDNET Japan Staff

2017-05-12 14:41

 ソフトバンクが法人向けに提供するオンラインストレージサービス「PrimeDrive」のデスクトップアプリケーションのインストーラに脆弱性が存在するとして、情報処理推進機構(IPA)とJPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)が5月12日、脆弱性データベースサービスのJVNに情報を公開した。

 それによると、同アプリケーションのバージョン 1.4.4とそれ以前のバージョンでは、実行ファイルを読み込む際のファイル検索パスに問題があり、意図しない実行ファイルを読み込んでしまう恐れがある。インストーラを実行している権限で、任意のコードを実行される恐れがあるという。

 ソフトバンクは、この脆弱性を修正したバージョン 1.4.5を4月26日に公開済み。問題がインストーラに起因することから、既にインストール済みのユーザーには影響がなく、再インストールする必要はないと説明している。

 共通脆弱性評価システムのバージョン3を用いたJPCERT/CCによる脆弱性の分析結果では、基本値が7.8(最大値10.0)が高い。脆弱性を利用された場合の機密性、完全性、可用性への影響は3段階のうち「高」と判定されている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    生成 AI を活用した革新的な事例 62 選 課題と解決方法を一挙紹介

  2. セキュリティ

    「100人100通りの働き方」を目指すサイボウズが、従業員選択制のもとでMacを導入する真の価値

  3. ビジネスアプリケーション

    調査結果が示す、通信業界の「生成 AI 活用」インパクト--成果を達成する 4 つのユースケース

  4. クラウド基盤

    オフィスの「役割」が変わる今、変革成功のためにおさえておくべきポイントとは?

  5. ビジネスアプリケーション

    生成 AI を PoC から本番環境へスムーズにスケールさせるための 5 つのステップ

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]