Qualcommは米国時間7月19日、Appleとの法廷闘争で緊張が高まるなか、予想を上回る2017会計年度第3四半期決算(6月25日締め)を発表した。
Qualcommの発表によると、第3四半期の純利益は8億6600万ドル(希薄化後1株あたり58セント)で、前年同期の14億4400万ドル(希薄化後1株あたり97セント)を下回った(GAAPベース)。
売上高は前年同期比11%減の54億ドルで、非GAAPベースの利益は希薄化後1株あたり83セントだという。
アナリストらは、利益が1株あたり81セント、売上高が52億6000万ドルと予測していた。
Qualcommは通常、デバイス販売による売上高とデバイス出荷台数の概算値を発表しているが、今回、それらの数字は発表されなかった。Qualcommによると、「Appleの製造委託先などのライセンシーが最近起こした係争中の訴訟が原因」だという。
Qualcommは、第3四半期に1億8700万個のMSMチップを出荷したと発表した。第3四半期決算における現金・現金同等物および市場性証券は計378億ドルで、前四半期の289億ドルから増加した。
Qualcommの最高経営責任者(CEO)であるSteve Mollenkopf氏は、次のように述べている。「今四半期は、半導体事業が予想を上回る結果を出したおかげで、1株あたり利益が、予想値と4月に更新した見通しの中間値を上回った」
Qualcommは第4四半期について、利益が希薄化後1株あたり75〜85セント、売上高が54億〜62億ドルと予想している。アナリストらの予想は、利益が1株あたり90セント、売上高が54億8000万ドルだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。