ウイングアーク1stは9月5日、BIツール「Dr.Sum Ver.5.0」を10月5日に発売する発表した。Dr.Sumのメジャーバージョンアップは、6年ぶり。
Dr.Sumは高速なデータ集計・レポーティングを実現するBIツール。今回のバージョンアップでは、新開発のインメモリエンジンにより、従来製品と比較して数十倍の高速化を実現した。また、インターフェースを刷新し、より直感的に集計・分析ができるようになった。
インメモリエンジンは10億件のデータ集計を1秒で実行できるとし、1テーブルあたり20億件までのデータを格納できるようになった。数百億件のデータ集計にも対応する。HDDやSSDに保存したデータから応答する従来方式とインメモリ方式の両方を利用でき、全データをインメモリ化することなく運用できるのも特徴。対象となるデータ集計の高速化を図るだけでなく、効率の良いサーバリソースによる運用を実現できる。また、複数のインメモリサーバで負荷を分散することもでき、障害が発生した場合などインメモリのデータが利用できないときは、自動的に従来方式で応答する。
インターフェース面では、画面デザインやフォントの見直しを図ることでより見やすくなったほか、「WebOLAP」機能を強化した。ウェブブラウザ上でユーザー専用に自身が求めるレポートへのカスタマイズも柔軟に行える。また、Excelのインターフェースでは、「Datalizer」リボンと「Datalizer操作」リボンを見直し、よりシンプルに、直感的に操作できるようになった。
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