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海外コメンタリー

アジャイルをIT部門以外でも効果的に活用するためのヒント

Mark Samuels (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2017-09-11 06:30

 英国の消費者金融サービス企業Wongaで最高技術責任者(CTO)を務めるTarah Lourens氏は、十分な権限を与えられた、パフォーマンスの高いチームを作ることを重視しており、アジャイル開発はそのための鍵になると述べている。

 同氏は、社内で技術開発を進めているWongaのような企業では、チームに十分な権限を与えることが極めて重要であり、企業の長期的な成功には不可欠だと語る。同社のIT部門が提供しているすべての製品やサービスは、現在すべてアジャイルの手法で開発されている。

 「この手法には快活さがある」と同氏は言う。「わが社では、アジャイルをビジネスの最初のフェーズから使用している。方向付けから提供まで、あらゆることを反復的に進めているため、その過程で適応し、進化することができている。IT部門やほかの部門にアジャイル開発の価値を理解してもらうことは容易だった」

 2016年からWongaに勤めているLourens氏は、米ZDNetのインタビューに対して、同社のIT部門がアジャイル開発をどう取り入れたか、またほかの部門が、どのようにアジャイルの手法を取り込み始めているかを説明してくれた。同氏はまた、柔軟な働き方に関心を持つほかの企業の幹部にも参考になる、一連のベストプラクティスを紹介した。

アジャイルを実際に導入する

 Wongaでは、新しい製品やサービスのアイデアが出てきた場合、Lourens氏やほかの部門の役員からなるグループによって、どの取り組みを優先すべきかが評価される。この部門横断的なグループは、さらなる発見の機会や、時間とリソースを与えるのにふさわしいアイデアはどれかを判断する。

 それぞれのアイデアは、反復的な発見的プロセスによって検討される。このプロセスには、アイデアを拡大し、仮説の検証方法を決定し、成功を測る指標を確立するためのワークショップが含まれる。「このやり方は、事業部門が立ち止まって価値について考えるためものだ」と同氏は言う。

 「事業部門はIT部門の仕事に協力的で、抵抗はほとんど受けていない。わが社の主な利害関係者は、みな現実主義的で柔軟だ。品質と、スコープと、時間を同時に向上させることはできないと理解している。プロジェクトを進めていけば、いずれ優先順位についての判断を行う必要があるが、早い段階で判断するほど悪影響を小さくできる」(Lourens氏)

 同氏は、ほかの部門がプロジェクトの成功や失敗を判断できるように、明確な指標を示している。

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