日本オラクルは9月20日、ビジネスデータ分析、セルフサービスBI、機会学習による可視化サービスなどを提供するクラウドサービス「Oracle Analytics Cloud」の拡充を発表した。
新たに「Oracle Essbase」をクラウドで提供するとともに、モバイルデバイス専用に機械学習と組み合わせた分析・可視化サービス「Oracle Analytics Cloud Day by Day」を提供する。
Oracle Essbase Cloudは、クラウド向けに新たに設計された分析エンジンで、PSI(製販在計画)や原価管理などの複雑な予算実績管理から、セルフサービスでの分析レポートまでクラウドで一元管理することが可能となる。オンプレミスのOracle Essbasベースで構築したアプリケーションもクラウドへ簡単に移行できる。
Oracle Analytics Cloud Day by Dayは、機械学習機能に基づき、最新のビジネス情報や個々にカスタマイズした統計・分析データをモバイルデバイス上に自動で表示させる。オラクルでは、これらの情報やデータを表示させるモバイル専用アプリ「Oracle Analytics Cloud Synopsis」をiOS端末およびAndroid端末向けに配信している。
日本オラクルによると、Oracle Analytics Cloudは、2016年9月~2017年8月に採用数が3倍に増加しており、約75%のユーザーはオラクルのアナリティクスサービスを初めて採用する企業だという。