デジタルコンテンツをダウンロードする際に最もイライラすることは何か。日本の回答者の4割以上が「時間がかかり過ぎること」と回答。グローバル全体回答の比率(29.9%)と比較してもかなり高い数字となっている。ライムライト・ネットワークスが10月4日に実態調査の結果を発表した。
日本、米国、英国、韓国、インド、ドイツ、フランスの約3500人を対象にアンケート調査を実施したもの。
デジタルコンテンツをダウンロードする際に最もイライラする点(出典:ライムライト・ネットワークス)
ダウンロードでイライラすることはないという回答は、グローバル全体では20%以上に上るが、日本の回答者の割合は約16%にとどまっている。
さらに日本の27.72%が「途中で中断されたとき、また最初からやり直さなければならないこと」にストレスを感じているとしている。「ダウンロードができないとき」にイライラすると回答したのは、グローバルでは22.6%だったが、日本は15.33%だった。
ダウンロード中に問題が発生した場合の責任(出典:ライムライト・ネットワークス)
ダウンロード中に問題が発生した際の責任については、「ソフトウェアベンダー(サービス提供者)」という回答の割合が約40%(日本)と最も高くなっている。一方、グローバルでは「インターネット接続業者」との回答が最も多く42.1%を占めている。
コンテンツの入手方法については、日本はグローバルと比べて、書籍や新聞、雑誌、CDを購入する割合が高いことが分かった。書籍と新聞、雑誌について、日本では19.04%がダウンロード、36.9%が印刷物を購入すると回答している。グローバルでは38.6%がダウンロード、24.4%が印刷物を購入という割合だった。
その他のコンテンツについても、日本は、映画・テレビに関しては30%以上がDVDを購入と回答、ゲームについては40%以上がディスクを購入、音楽については30%以上の人がCDを購入している。
コンテンツの入手方法(出典:ライムライト・ネットワークス)
ライムライト・ネットワークスでは、今回の調査結果に対して、コンテンツのデジタル化は日々進んでおり、ネットワーク経由でのコンテンツ入手は今後さらに加速していくと考えられるとし、「日本市場にはコンテンツ配信ネットワーク(CDN)が普及する余地がまだまだある」とコメントしている。