Absolute Softwareは9月26日、PCなどの盗難対策ソフトウェアの新版「Absolute 7」を発表した。従来製品であるData & Device Security(DDS)の複数版の製品を統合し、エンドポイントデバイスのリアルタイム監視機能を追加した。
複数版の製品統合では、従来版「DDS 5」の機能である位置情報トラッキング、遠隔データ消去、デバイスロック、回収サービス、エージェント自動復活機能と、「DDS 6」の機能である不審データの検出、リスク検知を統合した。
追加したリアルタイム監視機能は、デバイスの状況をリアルタイムで把握し、アプリケーションを自動的に復活させることが可能。脅威にさらされているデバイスを迅速に検知し、パッチの適用や最新定義ファイルの適用、サービス停止などのスクリプトを一斉に即時配布できる。
リアルタイム監視は、サーバとエージェントの通信間隔を大幅に短縮することで実現した。また、アプリケーション自動復活機能は、従来DDSエージェントが削除された際、ハードウェアに組み込まれた自動復活モジュールにより自動的に再インストールする機能を、ユーザー指定の任意のアプリケーションに拡充できる。
このほか、ユーザーインターフェースを改善。操作性の向上により、問題発生時、迅速な対応が取れるようにした。