ハブは、セルフサービス型分析プラットフォームとして「Qlik Sense」の採用を今年3月に決定した。製品の提供、技術支援を担当したアシストが発表した。
ハブは、「英国PUB文化を日本において普及させる」という理念のもと、首都圏、中部圏、関西圏を中心に「HUB」「82」の2ブランドによる約100店舗の英国風PUBチェーンを運営している。
同社では、従来Excelを利用して販売実績の集計や予実管理、経営レポートを作成し、さまざまな切り口での分析に利用、日別予算の作成などを行っていた。こうした作業には、定型以外のレポート作成のニーズも多数発生し、担当者の負担や業務の属人化などの問題に直面していた。
そこで、情報活用を促進する新たな情報分析プラットフォームが必要と判断し、大塚商会の提案を受け採用に至った。
ハブではQlik Senseについて、ユーザー部門で使用することができるシンプルな操作性、データ活用用途の拡大にも対応可能なパフォーマンス性能を評価している。また、ストーリーテリングにより、思考プロセスを含んだ分析内容が共有可能なことや、意思決定と業務対応時間の短縮が期待できることも採用のポイントとなった。
同社では、今後、営業支援システムのレシートデータや会員のデータなど対象データを拡大していく予定。時間帯別の売れ筋商品や会員と売り上げの相関(販促効果測定)など、事業の発展につながる情報分析基盤の拡充も視野に入れている。