Amazon Web Services(AWS)の最高経営責任者(CEO)であるAndy Jassy氏は米国時間11月29日、開発者などを対象とする新たな機械学習サービス「Amazon SageMaker」を発表した。機械学習の専門知識を持った開発者を増やす狙いがある。
Jassy氏は、年次イベント「AWS re:Invent」における最初の基調演説の中で、Amazon SageMakerを発表した。機械学習モデルの開発や訓練、導入を容易にするサービスだ。
Jassy氏は以前、機械学習について、マシンの開発や訓練への対応に割り当てるリソースがあるところしか手が出せないと述べていた。
「機械学習に熟練した専門者はそれほど多くない。そのほとんどは大手のテクノロジ企業で働くことになる。だが、もっと多くの人に機械学習を利用してほしければ、普通の開発者にとってより利用しやすいものにしなければならない」(Jassy氏)
Amazon SageMakerは、フルマネージドなエンドツーエンドの機械学習サービスで、データサイエンティストや開発者、機械学習のエキスパートが、機械学習モデルの構築や訓練、ホスティングを迅速かつ大規模に行える。
Jassy氏によると、このサービスによって、すでに進行している機械学習の取り組みを大幅に加速できるという。
Amazon SageMakerの主要な構成要素は、オーサリング、モデルの訓練、モデルのホスティングの3つだ。
「普通の開発者やサイエンティストに機械学習をもっと広く利用してもらいたい」とJassy氏は述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。