ノルウェーに本社を置くサーモン養殖会社のMarine Harvestは、食品飲料業界向けのSaaS型統合基幹業務システム(ERP)を導入した。デジタル化戦略の共通基盤として位置付け、プロセスの標準化に取り組む。
導入したのはSaaS型ERP「Infor CloudSuite Food&Beverage」。プロセス製造業向けERPパッケージ「Infor M3」をベースとしている。Marine Harvestは、これまでにもいくつかの事業部でInfor M3を利用してきたが、クラウドサービスを使って世界展開することで複雑性を解消し、単一のプラットフォームで将来にわたって組織の成長を支えるべく、Infor CloudSuite Food&Beverageの採用を決定した。
まずはスコットランドでパイロット移行を行い、次いで米国、カナダ、アジア、欧州の国々で2018年末までに本稼働させる予定。Marine Harvestでは、プロセスの標準化と改善により、トランザクション数の低減と世界レベルでのトレーサビリティの強化がなされることを期待している。