福島県伊達市、遊休車両を利用した乗合送迎サービスの実証実験

NO BUDGET

2018-01-18 11:31

 富士通は1月17日、地域住民の助け合いによって遊休車両を利用した乗合送迎サービスの実証実験を2018年2~3月に実施すると発表した。福島県伊達市と協力し、同市の月舘町糠田地域の住民が対象となる。

 実験では、タクシーやバスなど既存の交通手段とエリアとすみ分けつつ、運転手となる地域住民の送迎可能な時間や現在位置と、移動を希望する利用者ごとの目的地から最適な車両をマッチングさせる。位置情報サービスには「FUJITSU Mobility Solution SPATIOWL」を活用する。

実証実験のシステムイメージ
実証実験のシステムイメージ(出典:富士通)

 また、運転手の車両に位置情報や速度などのデータを収集する端末を取り付け、アクセルやブレーキの操作などの運転データを収集・分析する。そのデータをもとに市が運転の安全性を評価する。車載端末やインフラ基盤はスマートバリューが提供する。

 伊達市は、今回の実証実験の結果をもとに、対象エリアの拡大や同地域で既に運行しているデマンド交通への適用、病院や介護送迎への本格活用などを検討していく。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]