トヨタグループの中で知的財産と計測制御の分野を担うトヨタテクニカルディベロップメントは、ビジネスインテリジェンス(BI)ツールとデータ連携ツールを導入し、情報活用基盤を構築した。導入したのは、BIツールが「QlikView」、データ連携ツールが「DataSpider Servista」。
同社は2016年4月に新基幹システムをカットオーバー。それと同時に新たな情報活用基盤も運用を開始した。基幹システムに不足している機能を補完するため、さまざまな周辺システムと連携するインターフェース部分、業績管理やプロジェクト管理、人事管理などデータ分析に活用するBI機能を担っている。20以上のデータ連携処理を実装し、新規開発や改修時のコストと時間を削減。データチェックの自動化によって業務の効率化と省力化を実現した。
また、重要な業績管理レポートの作成期間が従来の半分程度に短縮し、直観的な判断が可能なレポートの作成が可能になったという。