SAPジャパンとワークスモバイルジャパン、豆蔵は2月2日、SAPのERPシステムとワークスモバイルが手掛ける業務向けLINEの「LINE WORKS」の連携に向けた協業を発表した。豆蔵は同社のチャットボット技術の提供と開発協力を行う。
協業では、SAPの中小企業向けERP「SAP Business One」やクラウド型ERP「SAP Business ByDesign」とLINE WORKSをつなげる。LINE WORKSからERPにメッセージ送信することで在庫確認や発注処理などの業務が可能になるとし、既存のERPユーザーは例えば、外出先で容易にERPシステムにアクセスできるという。
この仕組みとして、豆蔵の対話型人工知能(AI)エンジン「MZbot」を搭載したチャットボットやRPA(Robotic Process Automation)技術、SAP HANAを活用。LINE WORKSにチャットボットを仮想ユーザーとして登録し、MZbot経由でリアルタイム性の高い業務の遂行を実現する。
協業の狙いとして、SAPはERPを使用していない潜在的な顧客へのリーチ、ワークスモバイルでは法人へのLINE WORKSの認知拡大、豆蔵ではSAPユーザーへの事業拡大を挙げている。
3社の協業でERPとLINEがつながるようになる