NECは2月7日、入退場用のゲートやドアに設置する顔認証端末「NeoFace Access Control」を販売開始すると発表した。希望小売価格は税別で120万円。既存の設備を置き換えずに顔認証を使って解錠する仕組みを導入できる。
NeoFace Access Control(出典:NEC)
顔認証用の解析ソフト、カメラ、情報処理基盤などを専用端末に組み込んだパッケージ製品。APIを利用してさまざまな入退管理システムやゲート装置との連携可能だ。また、1台で約5000人分のデータを登録でき、本体内にデータベースを保持するため、別途サーバを用意する必要がない。
5000人以上のデータ登録が必要な場合は、データベース管理サーバを活用することで約1万人分のデータ登録や管理が可能になる。複数台での運用にも対応する。
防塵防滴などの耐環境性を持ち、半屋外への導入も可能。外気温45度での運用にも耐えられるとしている。また、本体に付属するカードリーダを使い、顔とICカードを組み合わせた二要素認証の仕組みも導入できる。
利用イメージ(出典:NEC)