那覇市は、2017年10月からSMS送信システムを利用した「市税」「国民健康保険税」などの納付勧奨業務を行い、成果を挙げているという。同システムを提供するアイティフォーが3月12日に発表した。
同市が導入したのは、アイティフォーの「e-SMS」。携帯電話やスマートフォンへSMSでメッセージを一括送信でき、文書送付に比べて通信費が4分の1となり、印刷・封入などの準備が不要となる。他社の類似サービスは、通信キャリアへ宛先の電話番号を送ってメッセージを送信するが、同サービスでは、自社環境から送信する仕組みを採用しており、顧客データが外部に出ることがない。
「e-SMS」から案内を計20回送信した結果、平均で30%、最大で50%を超える市民から返電や納税などの具体的な反応を得られたという。携帯電話やスマートフォンなどの携帯端末が送信先のため、若年層からの反応が多いことを想定していたが、実際には、全年齢層から反応があった。
送信回別反応率(全20回)と年齢層別反応率