Facebookは、最大8700万人にのぼる主に米国ユーザーの個人情報がCambridge Analyticaに「不正に共有」されていた可能性があることを明らかにした。
Facebookは米国時間4月4日に掲載した声明の中で、この新しい数値を示した。
その数は、当初報じられていた数から大幅に増えている。データを不正に収集されていたのは最大で5000万人と考えられていたが、Facebookは当初、影響を受けたユーザー数をわずか27万人としていた。
Facebookは今回の声明で、同社サイトを通してアプリがユーザー情報を収集する方法を変更することを明らかにした。
Facebookの最高技術責任者(CTO)を務めるMike Schroepfer氏は、ユーザーデータの保護を強化するための9つの新しい方法について概要を説明した。参加者データにアクセスするために開発者らが使用するグループ、ページ、イベントのAPIを制限すること、ユーザーのチェックイン、いいね!、写真、投稿、動画へのアクセスを要求できるアプリを制限すること、電話番号でユーザーを検索する機能を無効にすることなどが含まれている。
同社はさらに、Instagram Platform APIの廃止に着手すると述べた。
また、「Android」アプリが通話やメッセージの履歴を収集してアップロードしていたことがFacebookユーザーらによって発見された、別のプライバシー問題を受けて、同社はアップロードされるデータを制限する予定だとした。「1年以上前の履歴をすべて」削除するとも述べた。
Facebookは2日から、サイト上でユーザーに対し、自分のデータがCambridge Analyticaに「不正に共有」された可能性があるかどうかを通知することも開始している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。