大日本印刷(DNP)は4月6日、企業の歴史をタブレット端末やデジタルサイネージなどでグラフィカルに表示できる「DNPデジタル年表システム」を開発し、提供を開始すると発表した。企業が保有する製品画像やPR動画などを活用することで、グラフィカルな年表を効果的に表示することができる。
表示例
DNPでは、企業のショールームや歴史施設などでの展示、社員教育向けなどに同システムを提供し、関連システムなどと合わせて2020年までに売上5億円を目指す。
このシステムは、シンプルな操作でデータ登録や表示設定などができる「年表データ登録・管理アプリ」と、マルチデバイスでの最適表示を行う「デジタル年表ビューワ」の2つのソフトウェアで構成される。Windows 10に標準対応しているさまざまな言語での入力と表示が可能。
文字や画像、動画のデータ登録や登録データの修正・削除、使用言語の設定、拠点ごとのコンテンツの切替は、年表データ登録・管理アプリで実行する。また、デジタル年表ビューワは、iPadやAndroidタブレット端末、PC、大型のデジタルサイネージなどのさまざまな形式に対応しており、マルチデバイスで最適な表示を行う。
初期費用(税別)は1500万円からとなる。