Hewlett Packard Enterprise(HPE)は米国時間6月4日、同社のコンバージドインフラ管理プラットフォーム「HPE OneView」の新たなファームウェアおよびドライバのアップデートとともに、同社のハイブリッドクラウド管理サービス「HPE OneSphere」のアップデートを発表した。
6月末までに提供が開始される予定の「HPE OneView 4.1」には、仮想マシン(VM)クラスタのライフサイクル管理を自動化する新機能が搭載される。またこの新バージョンは、「Microsoft Azure Log Analytics」および「VMware vRealize Orchestrator」との連携も実現されているため、ワークロードの迅速な配備に役立つはずだ。さらに、「Chef」による自動化のための新たなリファレンス構成とともに、「HPE Synergy」上で「Red Hat OpenShift Container Platform」を稼働させるためのリファレンスアーキテクチャも提供される。
HPEは、OneViewが現時点で100万ライセンスを達成しているとも発表した。
OneSphereに関しては、「Microsoft Azure」と、OpenStackクラウドソフトウェアで採用される場合が多いハイパーバイザであるカーネル仮想化基盤「KVM」へのサポートが強化されている。その結果、こういったクラウド上でワークロードを実行する顧客はリソースのプロビジョニングや、利用量に基づいたコストの詳細な把握が容易になる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。