企業に対するランサムウェアの攻撃がなくなる気配を見せていない中、仮想通貨への世の中の関心が急激に高まるとともに、企業はクリプトジャッキングの台頭という深刻な脅威に直面している。
仮想通貨の採掘(マイニング)には、高い計算処理能力が必要だが、一部のウェブサイトは、広告を通じてではなく、訪問者のCPUパワーを「借用する」ことで仮想通貨による収益を得るという試みを探求している。クリプトジャッキングはこういった行為を承認無しに実行するものだ。
企業環境に対するクリプトジャッキングは、一般的な個人ユーザーが所有している平均的なPCから得られる微々たる計算能力ではなく、高価で高性能なパブリッククラウド上のコンピュートリソースなどにアクセスできる可能性があるため、格好の標的となっているという。
クリプトジャッキングが台頭する背景や、企業が直面する脅威について参考になる記事をまとめた。