マカフィーは6月11日、自社公式ブログ内で、Facebookでの投稿について注意喚起を行った。
これは、Facebookで、プライバシー設定のテスト中のバグにより、5月に1400万人の設定が知らないうちに「公開」になっていた可能性があるという報道を受けたもの。
バグにより、1400万人のユーザーの設定が誤って変更され、投稿が友達としか共有されていない設定をしていたとしても、結果的にその投稿が一般公開されていたことが判明している。
マカフィーでは、同ブログ内で、バグの影響は5月18日から5月27日までの間に投稿されたものに限られ、それ以前の投稿には被害はないとしている。また、Facebookではバグはすでに解消されていることを確認しているとした。
Facebookの投稿のプライバシー設定画面
今回の事態を受けて、マカフィーでは、ソーシャルメディアで情報を共有する際に、心がけておきたいセキュリティ関連の3つのアドバイスを提示している。
まず「常に”設定”に気を配る」ということ。今回は、ユーザーに通知することなく設定が入れ替えられたが、ユーザー自身も正しい設定が維持されているかどうか忘れがちだと指摘する。使用しているアプリで正しく安全な設定になっているかどうか、月に数回はチェックすることを心がけるべきだという。
「何をシェアするかは慎重に」。シェアの内容や量を限定することで、ソーシャルメディアに投稿する回数や共有する情報の種類を減らすことができる。プライバシーや個人情報に関わるもの、サイバー犯罪者が知りたい情報につながる情報をソーシャルチャネルから遮断しておくべきだという。
最後に、「包括的なセキュリティツールを使用」。例えば、「マカフィー リブセーフ」などの包括的なソリューションを使用すると、投稿および共有する個人データの量を制限することなどができるとする。自らの意思で投稿する場合であっても、安全のために追加のセキュリティツールを使用してすべてのデバイスを管理することが重要だという。