Microsoftが「Windows 10 Redstone 5」の最新プレビュービルド「Build 17704」をリリースした。Build 17704では、多くの新機能が追加され、少なくとも1つの重要な機能「Sets」が削除されている。
Build 17704は米国時間6月27日、「Windows Insider Program」で「Fast」または「Skip Ahead」リングを選択しているテスター向けにリリースされた。「Microsoft Edge」の複数の機能強化、複数の新しいセキュリティ機能、「Diagnostic Data Viewer」への新たな追加機能が含まれる。Diagnostic Data Viewerは、Microsoftが収集するテレメトリデータに関して透明性とプライバシーの向上を目指す新機能だ。
Edgeについては、このビルドで動画自動再生のブロック機能が有効化された。自分の使用しているEdgeが正式リリース版なのかテストビルドなのかを判別しやすくする新しい「BETA」アイコンも導入された。さらに、MicrosoftはBuild 17704でEdge設定メニューの改良に取り組んでおり、いくつかの修正を加えている。
セキュリティに関しては、「ウィルスと脅威の防止」項目の「Current Threats」(現在の脅威)にアクションを必要とする全ての脅威が表示され、ユーザーはその画面から直接アクションを実行できるようになった。Microsoftは「Block Suspicious Behaviors」(不審な行動をブロック)と呼ばれる新しい設定も追加した。この設定を有効にすると、全てのユーザーが「Windows Defender Exploit Guard」を利用できるようになる。
Microsoftは、「Microsoft Store」で入手可能なWindows Diagnostic Data Viewerアプリに新機能を追加した。Diagnostic Data Viewerの狙いは、MicrosoftがWindows 10で収集するデータについて、ユーザーにより高い透明性を提供することだ。
27日より、テスターはMicrosoftに送信された、またはこれから送信される「Problem Reports」(問題の報告)を確認できるようになった。報告の収集方法や送信されたデータ、問題を引き起こしたアプリやコンポーネントに関する詳細な情報も確認できる。さらに、MicrosoftがViewerのUIに加えた修正により、ユーザーは各カテゴリのデータポイントについて、より多くの情報をより簡単に確認できるようになった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。