愛知県一宮市は、市税業務にロボティクスプロセスオートメーション(RPA)を適用する実証実験を7月から始める。官民連携パートナーの1社である日立システムズが6月28日に発表した。
「市民税異動データ作成における入力作業の効率化」を検証する。一宮市は、日立システムズをはじめとする複数の民間事業者向けに実証フィールドを提供し、短期間でさまざまな業務にRPAを適用するとしている。
日立システムズは、これまで民間企業を中心とした100社以上にRPAを導入してきたノウハウを生かし、自治体業務へRPAを適用する際の課題や効果を検証していく。
具体的には、市民税の異動データを作成する際の入力作業をソフトウェアロボットが代行する。この作業では、通常のシステム処理に加え、どうしてもオンライン入力が発生してしまうため、今回は、職員によるオンライン入力部分にRPAを適用して、各事務処理に要している時間の削減を目指す。