SAPは米国時間7月19日、2018年6月30日締めの第2四半期および上半期の業績を発表した。
第2四半期の売上高は59億9900万ユーロで、Non-IFRSベースでは60億1400万ユーロだった。前年同期比で4%(non-IFRSの固定通貨換算ベースでは10%)増加した。
IFRSベースの1株あたり利益は0.60ユーロで、前年同期比8%増。Non-IFRSベースでは0.98ユーロとなった。
売上高は、ウォール街が予想していた58億6000万ユーロを上回った。
純利益は7億2000万ユーロに達した。Non-IFRSの固定通貨換算ベースでは11億7300万ユーロだった。SAPは前年同期に、6億6600万ユーロの純利益を計上している。
IFRSベースの営業利益は10億4400万ユーロで、前年同期の9億2600万ユーロから13%増加。Non-IFRSに基づくと16億4000万ユーロだった。クラウド製品の新規受注は24%増加し(固定通貨換算ベースだと29%)、4億2100万ユーロに達した。
クラウドサブスクリプションとサポートの売り上げは、前年同期比30%増の12億1300万ユーロだった。Non-IFRSベースでは12億2700万ユーロ(前年同期比40%増)。
クラウドとソフトウェアの売り上げは49億4400万ユーロで、前年同期の47億5700万ユーロから4%増加した。
一方、上半期の1株あたり利益は、IFRSベースで1.20ユーロだった。総売上高112億6000万ユーロ、税引後利益は14億2800万ユーロだった。
クラウドサブスクリプションとサポートの売り上げは22億8300万ユーロで、ソフトウェアライセンスとサポートの売り上げは70億1200万ユーロだった。
SAPは好業績を受けて、事業見通しを上方修正している。2018年通年では、クラウドサブスクリプションとサポートの売り上げが、Non-IFRSの固定通貨換算ベースで50億5000万~52億ユーロの範囲になると予想。2017年の売り上げは、37億7000万ユーロだった。
クラウドとソフトウェアの売り上げは、Non-IFRSの固定通貨換算ベースで210億2500万~212億5000万ユーロとなり、7.5~8.5%増加する見通し。
2018年の総売上高は、Non-IFRSの固定通貨換算ベースで249億7500万~253億ユーロに達し、2017年の234億6000万ユーロから増加すると予想している。
Non-IFRSの固定通貨換算ベースの営業利益は74億~75億ユーロとなり、9~11%増加する見通しだ。SAPは以前、73億5000万~75億ユーロと予想していた。
SAPはさらに、2020年の目標も引き上げた。2020年のNon-IFRSベースの総売上高を280億~290億ユーロ、営業利益を85億~90億ユーロとしている。
また、クラウドサブスクリプションとサポートの売り上げは、82億~87億ユーロを見込んでいる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。