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調査

AIの取り組み、デジタル技術の強固な基盤が重要--McKinsey

Joe McKendrick (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部

2018-08-06 15:38

 ここ数年、デジタルへの投資やデジタル戦略を推進してきた企業は、AI(人工知能)でも成功する可能性が高いという。

 McKinseyのアナリストであるJacques Bughin氏とNicolas van Zeebroeck氏がそのように述べている。両氏はAIの課題について、企業の幹部らを対象に調査した。結論は、「技術を作るために技術が必要」であり、特にAIのように高度なものであれば、ますますこの結論が当てはまるという。「AIの導入者は、核となる高度なデジタル技術の堅固な基盤がなければ発展しえないようだ」とMcKinseyは記している。さらに、「さまざまな機能を集めてまとめることができる企業は、群れから抜け始めており、AIにおいて最終的な勝者となる可能性も高い」としている。

 どの技術がAIの導入を容易にしてくれるだろうか。ここ数年注目を集めてきた新しい技術の波である、クラウドコンピューティング、モバイル、ウェブ、ビックデータと高度なアナリティクスなどだ。Bughin氏とZeebroeck氏は、「これらの中核的な分野で強固な基盤のある企業は統計的に、各AIツールを導入していることが多い。その可能性は30%高くなる」と述べている。

 「デジタルの基礎」が全体的にないことで、「AIの普及が遅くなる」可能性があるという。両氏は、3社に1社が基礎となるデジタル技術の導入という点で一歩リードしているとみている。多くの企業が、クラウドや高度なアナリティクスに関して遅れていることから、AIの取り組みで成功する可能性の高い企業の候補にはなっていない。McKinseyのチームによる調査では、企業のうち5社に1社は、AIに手が届かない可能性があると予想している。

 それでもBughin氏とZeebroeck氏は、一連のAI技術の導入はまだ初期の段階にあるとしている。McKinseyは、約35%の企業がAIを導入している、あるいは試験しているとみている。それでも市場への影響はすでに感じることができる。この分野の中でディスラプティブなより効率の高いビジネスモデルが、すでに「業界の利幅を押し下げている」可能性もあるという。同時に、早期からAIを受け入れている企業はすでにAIの第2の波に移行しているという。これにより、当面は競合に対するリードを維持できる可能性が高い。

 McKinseyのレポートによると、AIの分野で勝つためには、デジタルに思考し始めることが重要のようだ。「有益なデジタルの基礎が乏しい企業は、新しい人材を確保し、デジタル変革の取り組みを活性化させる必要がある」としている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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