ヤマサ醤油は、「SAP S/4HANA」を基幹システムとして採用し、6月に導入プロジェクトを開始した。SAPジャパンが発表した。
ヤマサ醤油は、これまで会計管理には国産のパッケージソフトウェア、販売や生産などの業務にはスクラッチ開発で構築した自前のシステムをオンプレミスで十数年間運用してきた。しかし、今後のメンテナンスの負荷や属人的なシステム運用などの改善を目指し、2017年の初めから本格的な基幹システムの検討を開始していた。
次世代システムの検討の目的は、現場力向上のための可視化、経営の意思決定ができる情報提供の迅速化、製品別の収益性を分析することによる市場競争力の強化とした。同社は、SAP S/4HANAがこの条件を満たすパッケージERPスイートとして導入を決定したという。