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JAXAの宇宙科学研究所、科学衛星データ処理システムの基盤を刷新

NO BUDGET

2018-09-20 10:03

 宇宙航空研究開発機構の宇宙科学研究所(JAXA/ISAS)は、科学衛星データ処理システムの基盤を刷新した。同基盤を納入した新日鉄住金ソリューションズ(NSSOL)が発表した。

 新システムは、6月に小惑星「リュウグウ」に到着した小惑星探査機「はやぶさ 2」のデータ解析にも使用された。はやぶさ 2のリュウグウ到着に伴う運用が続く中、基盤システムの構築・切替えが実施された。

 科学衛星データ処理システムは、宇宙科学研究所の科学衛星データ処理業務における基幹となる情報システム基盤で、仮想サーバ100台以上、ストレージの総論理容量は3.3ペタバイトを保有している。宇宙空間でしか観測できないX線の観測データや、日本で衛星が打ち上げられて以来蓄積している膨大で貴重な観測データを保存しており、観測が続く限り保存するデータは増加し続けるため、24時間の安定稼働が求められる。また、データを消失しない高い信頼性に加え、拡張性や計算機処理性能などを兼ね備える情報システム基盤が必要となる。

 NSSOLが納入した新基盤は、大容量スケールアウトNASストレージの「Dell EMC Isilon」、ハイパーコンバージドインフラストラクチャ「Dell EMC VxRail」を採用している。また、「Red Hat Ansible Tower」「Red Hat CloudForms」も活用している。

 スケールアウトNASストレージは、従来のNASのようにNASコントローラが分離しておらず、ディスク筺体内にNASコントローラの機能(ネットワーク、CPU、データ保護、ファイルシステム)が内蔵されている。ノードを追加するだけで、NASコントローラ機能も同時に増強できる。ハイパーコンバージドインフラストラクチャは、1台のサーバに仮想化基盤として必要な機能をまとめ、これに必要な台数をつないで全体として1つのサーバインフラとして稼動させる。性能や容量を増強したい場合、同じサーバ機を増設することで対応できる。

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