リコーグループは、パルスセキュアの「Pulse Access Suite Enterprise Edition」を導入した。パルスセキュアが発表した。
Pulse Access Suiteは、SSL-VPN機能やフェデレーションサーバ、EMM(Enterprise Mobility Management)などの機能を持つ統合認証ソリューション。細かいポリシーの施行と統合管理機能を備えたNetwork Access Control(NAC)を提供するための「Pulse Policy Secure」が含まれている。リコーグループでは、同製品の機能をグローバルの約9万7000人の従業員を対象に適用する。
同グループは2017年、WannaCryによるサイバー攻撃を受け、ネットワークコントロールをさらに強化したセキュリティ対策を実施することにした。同製品を東京と大阪のデータセンターにライセンスサーバとともに展開し、新しいVPNとNACによって、地域ごとに5000の同時接続を維持できるようにした。また1万人の営業職社員と複数のゾーンにまたがる約4000人のサポートエンジニアの安全なアクセスをサポートする。
同グループは、これまでVPN管理機能とメンテナンス機能をアウトソーシングしていたが、今回この機能を社内に戻し、ネットワークアクセスに関する予算を60%削減している。