マイクロソフトは、「FISC API 接続チェックリスト」に対するAzure、Microsoft 365、Azure DevOps関連のテクニカルアーキテクチャガイドを公開した。
「FISC API 接続チェックリスト」は、金融情報システムセンター(FISC)が金融機関・FinTech企業が安全にOpen API連携を実現していけるようにするためのチェックリストで、金融機関と FinTech企業がOpen APIで連携する場合に行うべき最低限の安全対策の方針がまとめられいる。
ただし、同チェックリストの要件を実現するためにどのような方策や技術を使うかについては、金融機関・FinTech企業に委ねられているため、同社では、FinTech企業が手間をかけずに利便性の高いIT/OA環境を組み立てていくことができるガイドを整理した。
同ガイドは「FISC API 接続チェックリスト」に対応する形で整理されているため、既設のIT/OA基盤と接続チェックリストを突き合わせていく際、不足部分をどのようにマイクロソフトのパブリッククラウドサービスで補っていくのかを簡単に知ることができる。
また、Open APIの活用では、FinTech企業と金融機関側が、公開するAPIのアーキテクチャを分かりやすく共有することが重要になるが、同ガイドでは、金融機関が公開するOpen API のアーキテクチャの考え方や、情報共有のポイントについても整理している。