Dockerは米国時間11月8日、「Docker Enterprise 2.1」をリリースしたと発表した。Enterprise 2.1はこれまで通り「Windows」アプリおよびLinuxアプリをサポートするとともに、「Windows Server」に関してはOSの最新バージョンをサポートするだけでなく、旧バージョン向けの移行プログラム「Docker Windows Server Application Migratgion Program」も提供するという。

提供:Microsoft
Docker Enterprise 2.1は「Windows Serverバージョン1709」と「Windows Serverバージョン1803」「Windows Server 2019」をサポートしている(Microsoftはデータ消失問題が発生したためにWindows Server 2019の配信を10月に停止しており、その配信は現時点で再開されていない)。また、Docker Enterprise 2.1では「Kubernetes」が「Kubernetes 1.11」へとアップデートされており、ポッドオートスケーリングといった機能がサポートされるようになっている。
Docker Windows Server Application Migration Programは、Windows Serverの旧バージョンである「Windows Server 2003」(既にサポートが終了している)および、「Windows Server 2008」や「Windows Server 2008 R2」(いずれも2020年1月にサポートが終了する)を現在も使用しているユーザーに向けたプログラムだ。
MicrosoftのOSサポートが終了すると、有償のカスタムサポート契約を締結している場合、あるいはWindows Server 2008やWindows Server 2008 R2を使用しており、これら製品上で稼働しているワークロードを「Microsoft Azure」に移行する場合を除き、セキュリティフィックスは提供されなくなる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。