インテックは12月13日、EDI(電子データ交換)システムの運用業務を外部委託するサービス「EINS/EDI-Hub」シリーズにメニューを追加した。インターネットEDIへの移行支援とインターネットに対応した全銀TCP/IP 手順を新たに提供する。
2024年1月の「INSネットディジタル通信モード」の提供終了を受け、全銀TCP/IPをはじめとする電話回線を利用した従来型のプロトコルでは、現状と同じ品質でEDIが利用できなくなると想定されている。そのため、ウェブ、FTP、メールなどを利用したインターネットEDIへの移行が早急に求められている。
EINS/EDI-Hubシリーズは、企業間のデータ交換業務をサポートするEDIシステムの外部委託サービス。導入から開発、運用までを請け負う。クラウドサービスのため、設置費用や設備・回線の保守も不要になる。

サービス概要(出典:インテック)
今回追加されるのは、「インターネットEDI移行サポートサービス」と全銀協標準通信プロトコル(TCP/IP手順・広域IP網)に準拠した「インターネットに対応した全銀TCP/IP 手順」の2つ。2019年1月から提供を開始する。
インターネットEDI移行サポートサービスは、既存環境と運用業務の調査から移行計画を策定し、最適な移行計画を提案する。また接続先企業への連絡、接続検証から本番切替までインテック側で作業する。
インターネット対応の全銀TCP/IP手順では、全銀協標準通信プロトコルに準拠した手順を提供し、他社製品との相互接続を可能にする。インテックでは、情報サービス産業協会(JISA)の会員企業内での接続試験に参加しており、当該各社のEDI製品と連係可能であることを既に確認している。