J1王者フロンターレ、ビジネスチャット導入--シャドーITリスクを解消

藤代格 (編集部)

2019-02-04 06:45

 川崎フロンターレ(神奈川県川崎市)はビジネスチャット「Chatwork」を全社導入した。社内のコミュニケーションツール統一とセキュリティ担保が狙いだという。Chatworkを開発、提供するChatwork(大阪府吹田市)が2月1日、発表した。

 日本プロサッカーリーグの1部リーグ(J.League Division 1:J1)の2017、2018シーズンを連覇した川崎フロンターレでは、従来より社員間でのやりとりにメールや電話、プライベート用途のメッセンジャー、SNSなどを利用。社内で複数のコミュニケーションツールが乱立し、使い分けることによるコミュニケーションコストが発生。業務管理と効率性に弊害が生じていたという。セキュリティ面での管理もできておらず、企業側が把握できないIT活用“シャドーIT”のリスクもあったとしている。

個人向けのチャットツールの業務使用は多いという(出典:Chatwork)
個人向けのチャットツールの業務使用は多いという(出典:Chatwork)

 複数のビジネスチャットを検討した結果、シンプルで使いやすく、セキュリティ管理機能を備えるChatworkを2月1日に導入。全社のコミュニケーションを集約し、業務効率化とコミュニケーションの円滑化を目指すという。

 Chatworkは、1ユーザーごとの税別月額利用料が400円のパーソナルプラン、500円のビジネスプラン、800円のエンタープライズプランを用意している。エンタープライズプランでは、ユーザーが活用できるセキュリティ機能を強化。やり取りできる社外ユーザーや利用できるデバイス、IPアドレス、外部SNSとの連携などの制限ができるとしている。

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