クエステトラ(京都府京都市)は2月4日、ワークフローSaaSの最新版「Questetra BPM Suite v11.9」を発表した。ビジネスチャット「Slack」への自動投稿機能などを追加している。同日から提供している。
外部サービスと連携できる“モデリング要素”として追加できるサービスタスクに“Slackへのチャット投稿”を追加。サービス工程としてワークフロー図上へ配置、設定するだけでSlackへ自動投稿できるという。従来必要だったHTTP通信の設定、通信処理をパッケージ化した“アドオン”のインポートが不要で、APIの知識や事前準備の必要なく、チャンネルへの自動投稿、社内共有などが可能としている。
Slackへの自動投稿を設定できる(出典:クエステトラ)
そのほかの改良点として、Google ドライブの“フォルダ作成”“ファイル・フォルダ削除”、Google カレンダーの“予定追加”のサービスタスクを追加。G Suiteとの連携強化を図っている。
サービスタスクより複雑で、プログラムを実行するスクリプト工程には、“HTTPリクエスト数”“メール送信数”“オープンチャット投稿数”のシステム制限値を取得できるタスクを追加。繰り返し処理の場合などに制限値を考慮した上での設定ができるとしている。
また、稼働中のワークフローアプリを削除できなくなった。アプリ定義やその関連データの誤削除を防止するという。削除したい場合は、稼働中アプリを停止した上での操作が必要。
Questetra BPM Suiteの税別月額利用料金は、年間契約の場合は1人あたり960円、日割契約の場合は1200円。そのほか無料のスタータープラン、オーダーメイドのVIPプランも用意している。