ITRは、国内のCASB（Cloud Access Security Broker）市場規模推移および予測を発表した。
これによると、2020年度には同市場規模が3倍強に拡大、2017年度の売上金額は6億5000万円、前年度から2.3倍に急拡大しており、2017～2022年度の年平均成長率（CAGR）は35.5％と非常に高い伸びが予測される。
CASB市場規模推移および予測（2016〜2022年度予測）
CASBは、クラウドサービスの認証やアクセスコントロール、クラウドおよび外部ストレージのデータ保護や暗号化、シャドーITの防止と可視化、モニタリングなどを行い、利用企業のセキュリティポリシーの適用を実現させるソリューションを指す。
企業におけるクラウドサービスの利用機会の増加に伴い、セキュアなクラウド環境の構築に向けてCASBの需要が高まっており、国内市場はまだ立ち上げ期にあるものの、参入ベンダーは増加している。
