クラウドストレージ、取引先とのファイルやり取りに活用--セキュリティを重視 - (page 2)

藤代格 (編集部)

2019-03-06 07:15

 現在の社外とのファイル共有手段は、メール添付が一番多い70.9%。オンラインストレージサービスは69.7%で、メールに次ぐ高い利用率が見られたとしている。

社外とのファイル共有手段(出典:ダイレクトクラウド)
社外とのファイル共有手段(出典:ダイレクトクラウド)

 オンラインストレージの導入目的は国内の取引先とのファイル共有が56.4%で最多。社内拠点や外出先からのアクセスが44.2%、ファイルサーバとしての活用が40%と続くという。自然災害が増えているからか、バックアップ目的での導入も高い傾向にあるとしている。

導入目的(出典:ダイレクトクラウド)
導入目的(出典:ダイレクトクラウド)

 現在のオンラインストレージの使い方は、社外とのファイルの受け渡しが30.2%、社内での共有が28.3%、ゲスト招待を活用した取引先とのファイル共有が22.2%。社外とのファイルのやりとりが全体で52.4%を占めたという。

 連携して使いたいツールは、1位が「Office 365」で59.1%。ウェブメール39.7%、文書管理ツールが32.1%と続き、資料作成、外部との送受信、そのドキュメント管理などの業務フローとオンラインストレージの連携を求める企業が増えているとしている。

連携したいツール(出典:ダイレクトクラウド)
連携したいツール(出典:ダイレクトクラウド)

 利用者の所属部署は、情報システムが21.8%、営業、販売などが17.3%、研究、開発で15.2%と続く。社外から社内情報へアクセスする営業の利用率が高いほか、機密文書を扱う情報システム、研究開発といった部署の利用機会も多い傾向があるという。

 利用範囲は自社での全社的な導入が全体の半分の50.2%。部署、プロジェクトチーム単位は32%、取引先も含めた全社導入は16.8%で、ライセンスコストの影響もあり、取引先まで含めた導入はまだ進んでいないとしている。

 必要なストレージの容量では、無制限が全体の30%、10TBが16%と大容量ストレージへのニーズがありつつ、1TBが22%、3TBが12%の回答があったという。ネットワークアタッチトストレージ(NAS)と同等容量を求めるニーズも全体では多いとしている。

 インターネットアンケート方式で2018年11月1~10日に調査した。

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