APIを拡充、パートナーを獲得
今後の製品強化は、よりクラウド色をうちだす。「機能を拡充させすぎて、複雑になりすぎているかもしれない」(青野氏)と表現するGaroonは、製品そのものの品質を保ちつつ、APIの拡充とアライアンスパートナーの獲得に注力するという。「クラウド時代のグループウェアは、様々なサービスとつながることでより便利になる。細かな操作性よりも連携サービスが魅力に写る可能性が高い」(青野氏)
2018年10月30日にマーケティングツールベンダーのマルケト(港区)と販売活動で協業するなど、Garoon同様に連携強化を図るkintoneは、2月27日にモバイル版のリニューアルを発表。「要望はとても多かったが、データベース、コミュニケーション、ワークフローが一緒になっている構成上、ここまで時間がかかった。お詫びしなければならないかもしれない」(青野氏)。万を持しての製品強化になると説明する。
新たなユーザーインターフェース(UI)では、通知ナビやワークフローの通知など、デザインを全面的に改修。5月までは随時アップデートを続け、API対応も進めるという。「モバイルの画面自体もカスタマイズできるようにしていく。PC版と差がないようにしていきたい」(青野氏)
新(右)旧のUI比較