モバイルの利用は年々増えているが、実はユーザーの4人に3人は、1日に10個以下のアプリしか使っていない。
スマートフォンには多くの場合、25個以上(人によっては50個以上)のモバイルアプリがインストールされているが、1日にアプリを5つ以下しか使わないユーザーも多いという。
ニューヨーク市に拠点を置く拡張位置情報プラットフォームを提供する企業Connecthingsが最近実施した調査「State of Mobile Application Usage」(モバイルアプリ利用の現状)では、モバイルアプリを制作している企業にとって有益ないくつかのトレンドが明らかになった。
この調査は、2018年第4四半期に、米国の人口構成を代表するよう抽出されたモバイルユーザー1034人を対象に実施された。
半数以上のユーザー(56%)は自分は新しい技術を素早く取り込んでいると考えており、技術の取り込みが早い人には女性(17%)よりも男性(37%)の方が多かった。
回答者の半数は、モバイルデバイスに25個以下のアプリしかインストールしていないと答えている。また、デバイスに100個以上のアプリがインストールされていると答えたのは、全体の4%に過ぎなかった。
提供:Connecthings
多くの回答者は1日に使うアプリの数は少数だと答えたが、スマートフォンにインストールされているアプリの数を考えればそれも不思議ではない。また5人に4人以上(84%)は、1日に使うアプリの数は10個以下だと回答した。
興味深いことに、Z世代(米国で1990年代半ばから2000年代前半に生まれた世代)は極端なモバイルアプリの利用傾向を示している。この世代の5人に2人(42%)は1日に5つ以下のアプリしか使っていないが、14%は1日に20個以上のアプリを使用していた。この数字は、ほかのすべての世代を合わせたよりも多い。