ヒロセ電機は、JSOLの支援を受け、国内では初めてSAP C/4HANAを活用したプラットフォームを稼動させた。SAPジャパンが発表した。
ヒロセ電機は、中長期的に売上を伸長させていくため、世界規模に広がる営業活動の質と量の強化を目指している。そこで(1)営業とシステムを「つなぐ」ことでマーケティングから営業へのリードの受け渡しを大幅増加させること、(2)営業結果の把握・分析により「成功予測率」を試算し、成約確度の高い営業活動を実現すること、(3)顧客情報を整理し、顧客ごとの質の高いコミュニケーションを可能にすることーーを目的に今回の導入に至った。
3つの目的を達成するため、同社では顧客情報と顧客の行動(顧客からの問合せ、注文、メーカー側から顧客へのアクション)をシームレスに把握できるように、SAP C/4HANAの提供する領域のうちSAP Commerce Cloud、SAP Marketing Cloud、SAP Service Cloudを導入した。JSOLは、SAP Commerce CloudおよびSAP Marketing Cloudの導入を支援し、2018年1月にプロジェクト開始、2019年3月にSAP C/4HANAクラウド環境での本稼働を実現した。新システムは稼働後以来、順調に運用されている。