東京商工リサーチ(TSR)は、SAPジャパンと協業し、サプライヤーリスク管理アプリケーション「SAP Ariba Supplier Risk」に、TSRの国内企業情報を統合して提供する。SAPジャパンが発表した。
今回統合した情報は、企業情報840万件以上、評価項目数200項目以上に及ぶ。SAP Ariba Supplier Riskに統合されることで、ユーザーは、TSRが提供する企業の評価情報はもちろん、さまざまなソースから提供される情報を単一のビューで把握することができる。TSRが保有する評価情報は、日本全国のTSR調査員が実際に企業を訪問し、直接ヒアリングを行った内容などがまとめられているだけでなく、業界平均値との比較なども盛り込まれている。
SAP Ariba Supplier Riskでは、サプライヤーのプロファイル、業務内容、リスクプロファイルなどを単一のビューに集約し、包括的な360度ビューで把握することができる。ニュースサイト、政府データ、災害情報システム、公的および私的なソースなど、50万以上のソースから収集した市場調査データにアクセスし、30種類以上のリスクインシデントを自動的に追跡することで、サプライヤーのリスクを継続的に監視し、不要なリスクを回避して、サプライチェーンの寸断を防ぐことができる。