Slackは米国時間8月14日、大企業の管理者が「Slack」をより容易に管理、設定できるようにする新機能を提供していくと発表した。大企業におけるSlackの採用においては、管理者がゲストにアクセスを許可する際や、新たなSlackワークスペースを設定する際に直面する、時間のかかる繰り返し作業が妨げとなる場合も時としてある。
同社は設定作業の合理化を目的として、投稿権限を制限する新たな管理者ツールと、特定プロセスの自動化を支援する新たな管理者向けAPIを提供していくという。
Slackによると新たなツールによって、管理者や社内のコミュニケーション担当チーム、主な幹部は新たな「Announcement」(アナウンス)チャンネルを通じて投稿権限を統制できるようになるという。またこのチャンネルは、チームがSlackで共有するものと、電子メールで共有するものを選択しなくても済むようにするとともに、大量の投稿のなかで方向性を見失ってしまわないよう、情報のための統制された環境を作り出すためのものだという。
Announcementチャンネル
同社によると、管理者は新たなAPIを用いることで、名前とドメイン、説明を割り当てた新たなワークスペースの生成を自動化できるようになり、「Enterprise Gridオーガナイゼーション」(OrG)内のすべてのワークスペースをまたがってアプリの承認を管理できるようにもなるという。これは、大量のワークスペースを日常的に設定する必要がある大企業にとって、便利な機能となるはずだ。
また管理者は、あらかじめ基準を設けることにより、アプリの承認や拒否を自動化できるようになる。
Announcementチャンネルは「プラス」または「Enterprise Grid」プラン向けに14日から提供されている。APIと承認ツールはEnterprise Gridプラン向けに近く提供開始される予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。