ビジネス課題を解決しうる“エマージングテクノロジー(先端技術)”。活用するためにはどういった課題があるのか。8月28日、アバナードが発表した。
量子コンピューティング、ブロックチェーン、対話型人工知能(AI)、IoT、セキュリティとプライバシーに加え、拡張現実(AR)と仮想現実(VR)を合わせた“イマーシブ体験”をエマージングテクノロジーと設定。アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、スペイン、イタリア、オーストラリア、日本、カナダ、オランダ、デンマーク、スウェーデンの12カ国1200人のIT、ビジネス意思決定者を対象に調査したという。
日本企業は導入に特に強い意欲も、課題は多い
9割が導入を予定しており、半数以上が3年以内に導入を予定しているという結果になったという。アバナードで最高技術革新責任者 ディレクターを務める星野友彦氏は「グローバルと比較すると日本では導入が遅れているものの、3年以内に導入すると答えた企業は日本が多い」と捕捉。日本企業の取り組みへの強い意欲を説明する。

グローバルと日本の回答比較(出典:アバナード)
導入の際の課題としては、人材の確保、テクノロジーのさらなる調査などを挙げる。「エマージングテクノロジーは相互に連携させてこそメリットが享受できることが多く、専門人材の不足、テクノロジーそれぞれの理解を進める必要がある」(星野氏)と説明。人材の確保とともに課題を見極めつつ、素早く動く必要性があると強調した。

各テクノロジーの課題(出典:アバナード)

活用のためのポイント(出典:アバナード)