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海外コメンタリー

クラウドやビッグデータ、生体認証技術で実現目指す「未来の空港」

Mark Samuels (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2019-09-11 06:30

 多くの人は、空の旅はよく言って「面倒なもの」だと考えている。チェックイン窓口の長い行列、手間の掛かるセキュリティチェック、時間が掛かる搭乗システムなど、うんざりすることばかりだ。しかし、ドバイ国際空港のテクノロジーおよびインフラ担当エグゼクティブバイスプレジデントMichael Ibbitson氏は、空の旅は必ずしもそんな風である必要はないと主張している。

 世界でも有数のハイテク空港であるドバイ国際空港(DXB)とアールマクトゥーム国際空港(DWC)のIT部門責任者を務めるIbbitson氏が、デジタル技術によって空の旅を変革するための基礎を作る今の仕事を始めてから3年が経った。今や自らのビジョンを実現しようとしている同氏は、未来の空港がどんなものになるかを語った。

 「空港に到着すると、荷物の預け入れはすぐに簡単に済んでしまう。バッグをコンベアに乗せて、タグを付けて送り出すだけだ」と同氏は説明する。「その後に行われる入出国管理とセキュリティのチェックも簡単になる。これは、空港側が搭乗者は何者で、どこから来て、どんな外見をしているかを知っているため、処理を単純化できるためだ。また、飛行機への搭乗時には、虹彩スキャンか顔認識を利用する」

 このデジタル技術によって統合されたシステムのビジョンは、現在の空の旅のイメージからはかけ離れているが、Ibbitson氏は早ければ2年後にはこれが実現すると述べている。同氏は、クラウドサービスやビッグデータ、そして(あるいはもっとも重要な技術である)生体認証技術などの新技術を組み合わせることで、旅行者の空の旅に対する印象を一変させたいと考えている。

 「これは、4つから5つの組織が搭乗者のあらゆる文書を別々にチェックしている現在のプロセスからはかけ離れたものだ。私が提案している未来の空港は、今の空港とはまったく違ったものになるだろう」と同氏は言う。

 Ibbitson氏の統合された空港システムのビジョンは、同氏がドバイの空港で担ってきた仕事を通じて形作られたものだ。同氏の仕事にとって、システムの統合に対する視点は必要不可欠だった。同氏は、ロンドンのガトウィック空港で最高情報責任者(CIO)を務めた経歴を持つ。ドバイ国際空港に入社した後、エンジニアリング業務も担うことになり、役職も現在のテクノロジーおよびインフラ担当エグゼクティブバイスプレジデントとなった。

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