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日本発“IoT基盤”でファナックと日立の最強タッグが誕生か

松岡功

2019-09-05 07:00

 ファナック、日立製作所、NTTドコモの3社は先頃、次世代通信規格「5G」を活用した製造現場の高度化に向け、共同検討を開始すると発表した。本稿で特に注目したいのは、ファナックと日立の連携だ。両社ともIoT基盤を推進しており、IoT分野で日本発の最強タッグが誕生するかもしれない。

ファナック、日立製作所、NTTドコモが5Gで連携

 3社は2021年6月までの期間で、工場・プラント内の完全無線通信化を目指す構え。共同検討の第一弾として、ファナックの本社工場(山梨県忍野村)と日立の大みか事業所(茨城県日立市)の製造現場で、5Gの電波伝搬測定や伝送実験を開始し、工場およびプラントでの生産制御システムに必要な高信頼ネットワークにおける5G活用検証を行う。

 また、ファナックの自社工場では、CNC(コンピューター数値制御)装置やロボット、工作機械、センサーなどの産業機器との5G接続および無線制御の検証をするほか、日立の大みか事業所内では制御ネットワークへの適用性検討や高精細映像のリアルタイム共有などによる遠隔保守作業支援を検証するなど、製造現場のさまざまな環境において、5Gの有用性の検証を行う。

 5Gは、高速・大容量、低遅延、多数の端末との接続が特長だ。リアルタイム性と安定性が求められる製造現場のネットワーク環境において、こうした5Gの特長を生かすことで、さまざまなセンサーで取得したデータの一括収集や産業機械の一括制御による製造現場の全体最適化および生産効率向上、工場・プラント内の自由なレイアウト変更への対応、設備と作業員の協働支援など、工場内のIoT化に関する幅広い効果が期待されている。

 ファクトリーオートメーション(FA)分野の代表的ベンダーであるファナックが提供するオープンプラットフォーム「FIELD system」は、製造現場で使用される各種機器をネットワークで接続し、それらから生み出されるデータを効果的に処理、活用することで、スマートファクトリーの実現を推進している。このスマートファクトリー化に向けた自動化工場で5G活用の可能性を検討するとともに、今後、自社工場内において5Gの活用も検討する予定だ。

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